週刊誌や月刊誌にはくだらない記事もおおいため、筆者は目次だけをチェックし、気になる記事があれば読むというスタイルを取っているのですが、2014年10月10日号のFRIDAYにびっくりするような記事が掲載されていました。
記事の名前は「『モー娘。』第6期メンバーオーディション第1位 AV出演SEXヘアヌード!」と言うものであり、元AKB48で中西里菜として活躍していたやまぐちりこがヘアヌードを解禁したのと同様の衝撃がありました。
記事によると、9月25日にソフトオンデマンドから発売された「AV Debut 芸能人 美波ねい」でAVデビューした美波ねいが、実はモーニング娘の第6期オーディションのファン投票で1位を獲得した嶋田歩であると書かれていました。
筆者はアイドルに対してほとんど関心がなく、AKBメンバーもよく知りませんし、モーニング娘の現役メンバーに至っては一人も知りません。
どのような人物か調べてみるとファン投票では1位になり、「ポストゴマキ」としてファンの間でも評判になっていた女性であると知りました。
ゴマキくらいならば筆者も知っているため、さぞかし活躍したのだろうと思ったのですが、実際には最終選考で選ばれずに落選していたため、モーニング娘で正式に活動していたわけではありません。
その後、芸名を小嶋じゅんと変えてグラビアアイドルとして活動し、そして9月に美波ねいとしてAV女優になったのでした。
美波ねい
出典
http://www.dmm.co.jp/
さて、FRIDAYのこの記事はアイドルファンに大きな波紋を呼びましたが、その翌週発売のFRIDAYでも再び美波ねいのグラビアが掲載されたにもかかわらず、タイトルは
「超国民的アイドルグループ 第6期オーディションファン投票第1位 動くヘアヌード」
となっていました。
一度は元モーニング娘としてかなりあおり立てる記事を書いたにもかかわらず、「庁国民的アイドルグループ第6期オーディションファン投票第1位」という書き方に変更されています。
このように書き換えたところで誰かは一目瞭然であり、何ら意味をなさないように思えるのですが、おそらくはアップフロント(モーニング娘の所属事務所)が抗議したためでしょう。
このため、今後もモーニング娘という文言とともに売りだされることはないでしょうが、もはやだれもが「元モーニング娘」として注目していることに変わりはありません。
モーニング娘のファンの間では、この報道に対して「正式メンバーではないのに、モーニング娘と言うな」という意見も多く見られます。
その意味では、AKB48から中西里菜がAVデビューしたときに同情や悲嘆の声が溢れたこととは差があります。
出典
http://www.dmm.co.jp/
しかし、AVデビューが批判的・肯定的どちらに受け取られるかにかかわらず、今後もこのような肩書で売りだされるAV女優は増えていくことでしょう。
実際に、去年も元AKB48研究生の高松恵理が橘梨紗名義でAVデビューしていますし、美咲ありすも北海道で地元アイドル的な活動をしていました。
AKBグループは主要メンバーとして活動している人だけを見ても非常に数が多く把握しきれないほどですが、脱退メンバーを数えれば千人は下らないでしょう。
そして、アイドル戦国時代と言われる現代においては、アイドルグループが乱立しており、AKBグループやアイドリングなどといった有名アイドルから地元アイドルまで網羅すれば、全国に数万人のアイドルが存在することになります。
アイドルからAV女優に転身して成功を収める女性が増えているのを見れば、アイドルで成功できなかった女性が第二の挑戦としてAV女優に挑戦するというケースが増えていくことは容易に予想されます。
元アイドルの肩書の強みを考えれば、AVデビューの際には必ず元アイドルとして売り出されることでしょう。